2020/03/14 20:19
ポット用の田植え機の条間は33cmになっていますが、稲を植えるアームの機械の構造がそうなっているので変更は出来ません。
でも、株間は1枚目の写真のようなギアを交換することで変更することが出来ます。
4番、8番のギアを取り付けることで、株間を26cmか30cmにすることが出来ます。
取り替える前は、5番、6番のギアでした。22cmか26cmの株間に調整することが出来ます。
株間を広げると苗の数が少なくなるので、苗を作る労力が少し軽減できます。
ただ分けつ数が同じと仮定するならば、収量は減ります。
通常、株を多く植えることで収量を増やそうとすることが多いですが、あまり株間を狭めると稲自体の成長が損なわれることも
考えられるためあまり狭くは出来ないです。
ただ慣行農法は肥料を投入する場合は生育は肥料任せなので、株間を狭めて株数を増やし収量をとると考えることが多いですね。
株間を広くする意味は、分けつ数が増える傾向にあるので、収量は確保できると考えます。
1株の根が伸びる範囲が広いので強い稲が育つとも考えられます。
今年は株間を30cmにして分けつを50本はさせようと思っています。
通常、慣行農法で大体20数本くらいでしょうか。
収量がどうなるかですね。
一つ気になるところは、農林22号の性質上、分けつしにくく、穂の長さが伸びて収量が増えるらしいです。
農林22号は、あまり株間を広げても収量は減るかも。
ただ背が高くなる性質もあるので強い、倒伏しない稲が出来ないか期待しています。
苗半作と言います。
いろいろ書きましたが、いい苗を作ることが前提ですけどね。