2020/04/01 13:41
お米の種籾の塩水選を行って、浸種中です。
今年のお米、うるち米は3種類です。
①農林22号
去年から当農園の看板品種です。
コシヒカリの母親です。
自然農法で育てて、自家採種してまだまだ2年目ですが少しづつ僕のお米に変化していってるかもしれません。
②朝日
以前、和歌山の橋本自然農苑で一緒に研修していた仲間が兵庫の丹波で米農家になっていますが、その人から分けてもらいました。
たしかそれ以前も他の自然農法家の方から分けてもらっていると思うので無肥料、無農薬でずっと種は繋がれています。
農林22号をずっと遡ると朝日にたどり着きます。
昔、日の出と言うお米があって、そこから選抜されたものが「旭」で、途中で登録品種名として朝日になったらしいです。
なぜ変えたかは不明らしいです。なので100年くらい前の品種がずっとつながっています。
高知のこの土地で育ててどう育って行くでしょうか。楽しみですね。
③ヒノヒカリ
最近の品種ですね。
高知県でも一番作付けされているのではないでしょうか。
ヒノヒカリかにこまるですね。
若干高温に弱いようです。
肥料ありきで品種改良されているので自然農法には向いてないとか言う人もおられると思いますが、実際自然栽培で作られている方は
おられます。
食べ比べが出来るように、作ってみます。
今の品種どういった生育を見せてくれるでしょうか。
塩水選のみ実施し、温湯消毒は行っていません。
種籾の浸種はよく100日℃と言います。
積算で100℃になれば芽が出る基準です。
水温18℃で5日~6日ってとこです。
ただ10℃以下の水温で浸種する分には積算されません。
ですので、約20日間を目安で浸種しています。
長く水に浸すことで発芽抑制物質が洗い流され、発芽が揃います。
冷水だけでは芽が動かないので、ある程度浸種したら少し暖かい水に入れて芽を動かしています。
今はこんなことしてる人、いないかもですね。少しはいるか。
折角冷たい水が近くにあるのでその場所場所で出来る作り方でやってみて、できるだけ
その地域の環境、自然、特性を取り込んだお米作りをやっていきたいです。
その方法が、その過程が、その場所のそこにしかないお米になって行くんだと思っています。
もうすぐ種まきです。